自宅で様子を見てもよい熱中症の程度は?
今年は梅雨明けが例年よりもかなり早く、暑い日々が続いていますね。
ここ3年はマスク生活となり、熱中症への警戒がより強く呼びかけられています。気温の高い日のマスクはもちろん、雨や曇りで気温がそれほど高く感じられなくても、湿度が高いため注意が必要です。
熱中症は重症度に応じてⅠ度(軽度)Ⅱ度(中等度)Ⅲ度(重度)に分類されます。基本的に自宅で様子を見てもよいとされている、Ⅰ度(軽度)の症状と対処方法をお伝えします。
①深部体温上昇、皮膚血管膨張反応、心拍数上昇
冷たい血液を循環させる熱伝導の原理で、体温を下げようとして血管が膨張してきます。血液の容積は増えても血液の量は変わらないため、血管全体が血液不足となり、脳の血液不足となり、結果、めまい・立ちくらみ・生あくびが自覚症状として表れます。
これを熱中症の初期症状である熱失神と呼びます。
②発汗反応
汗をかいて汗が蒸発する際の気化熱で熱を下げようとします。身体から塩分と水分が出ていくので、結果的に血液中の塩分・水分が不足していきます。汗をかいたからといって、塩分をとらずに水分だけをとってしまうと、塩分濃度が低くなり筋肉の活動がうまくいかなくなって、筋肉痛、こむらがえり、けいれん等の症状が出ます。
これが熱けいれんです。
このような症状が出た場合は応急処置をしなければなりません。
1.涼しい場所へ移動し、身体を冷やす
2.水分・塩分を補給する
3.安静にして十分に休息をとる
4.それでも回復しない場合は医療機関へ
屋外にいるときだけではなく、室内環境にも注意しましょう。
高齢者の熱中症の特徴として、室内で多く発生していることが発生していることがあげられます。部屋の温度が上がらないように工夫するとともに、こまめに温度をチェックするようにしましょう。また、高齢者は喉の渇きを感じにくいので、十分な水分の補給が必要です。特に運動する際には、よりいっそう熱中症に対する注意が必要です。
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