筋肉 筋紡錘のお話
前回は筋肉収縮のお話をさせて頂きました。
今回は、筋肉は硬くなって緩まない原因についてお話させてもらいます。
それは、筋肉の中にある筋紡錘に問題があります。
収縮した筋肉と反対の動きをする筋肉が収縮する事で反対側の筋肉は緩みます。筋肉を伸ばすストレッチ運動をすると、筋肉が痛んでそれ以上できませが、それは筋肉内にある、筋紡錘(受容器)がそれ以上ストレッチすると壊れるかもしれないという恐怖心があり、そこでストップをかけます。体が硬い、筋肉が硬い人は、この筋紡錘が筋肉が壊れるのではないかと、恐怖心が出てしまい、早めにストップをかけてしまっています。
筋紡錘は、信号機の様なもので危険だと思うと赤信号を出して筋肉を硬くして筋肉を守ろうとしています。必要な赤信号なら良いのですが、早めに赤信号が出たら車はスムーズに走れなくなり、車は渋滞します。筋肉の筋紡錘をリセットしてやると体の硬い人、筋肉が硬い人も柔らかくなります。筋肉が硬いだけで、関節に負荷がかかり、血流、神経、リンパの流れが悪くなり、関節炎や関節の変形、軟骨の損傷などを起こし痛みが出てきます。
その結果、変形性股関節症、変形性膝関節症、脊柱管狭窄症などを発症します。
春日井市で接骨院を開業して、32年間この様な症状と向き合ってきました。
早めに対処すると良いと思います。